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トランプ氏、CBSのインタビュー打ち切り 「偏見」に抗議

【10月23日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、米CBSの報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」とのインタビューについて、偏見があると怒りをあらわにし、放送前のインタビューの映像を自身のフェイスブック(Facebook)ページ上で公開した。トランプ氏はこのインタビューを途中で打ち切っていた。

 トランプ氏は25日に放送予定の「60ミニッツ」について、司会者のレスリー・ストール(Leslie Stahl)氏の「偏見、憎悪、無礼さ」を明らかにするためにインタビューの映像を放送前に公開する意向をツイッター(Twitter)への投稿で示していた。

 トランプ氏は、ホワイトハウス(White House)とCBSとの合意に反してインタビュー映像をフェイスブックに投稿。その未編集の映像は、インタビューの一部始終を収めたものとみられ、トランプ氏は質問に終始いら立ちを募らせていた。

 ストール氏は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への対応に関するトランプ氏の発言や、支持者らに政敵の収監を求めて声を上げるよう促したことなどについて強く異議を唱えたが、声を荒らげたり、トランプ氏の発言を遮ったりはしていない。

 しかし、トランプ氏はこのインタビューは不意打ちだと主張し、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領も同席して続ける予定だったインタビューを打ち切ると述べた。

 トランプ氏は、「あなたの最初の発言は『厳しい質問をしていく』だった。まあ、私は構わないが、あなたはインタビューの日時を取り決めた時、そうは言っていなかった。『素敵なインタビューにしよう』と言っていた」とストール氏に不満をぶつけた直後、唐突にインタビューを終わらせた。

 トランプ氏はまた、CBSなどのメディアがジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領に対しては同じように厳しい質問をせず、「簡単に答えられる質問」ばかりしているとして、繰り返し抗議している。

 CBSはバイデン氏にもインタビューしており、25日に「60ミニッツ」で放送予定。

 CBSはトランプ氏が映像に関する合意に違反したことについて「前代未聞」としながらも、「歴代大統領が何十年も参加してきた、『60ミニッツ』の完全で公正かつ状況に即した報道を妨げるものではない」と述べた。(c)AFP