社会

メーガン妃は流産の「タブーを破った」 英慈善団体などが称賛

【11月26日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)の妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が25日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に寄せたエッセーで、今年7月に流産していたことを明かしたことについて、英国の慈善団体などがタブーを破ったと称賛している。

 流産や子どもの死を経験した家族を支える英慈善団体「マリポサ・トラスト(Mariposa Trust)」の代表で、出産にまつわる悲しみに関する著書のあるゾーイ・クラークコーツ(Zoe Clark-Coates)氏は、「自らの体験を美しく雄弁に共有する勇気を示したメーガン妃を称賛する」と述べ、話題にされることや光の当たることが少ないテーマについて人々に深く考えさせるものだと称賛した。

 クラークコーツ氏はまた、メーガン妃のエッセーが父親としてのヘンリー王子の苦しみや、昨年すでにアーチー(Archie)ちゃんを授かりながらも今回の流産をめぐる悲しみについて描写していることをたたえた。

 同氏によると、健康な子どもがいる場合、流産後の悲しみについて話してはいけないと感じるカップルもいて、「それによって遺族はますます孤独を感じてしまう」ことがあると指摘した。

 流産、死産、早産に関する研究に資金を提供している英慈善団体「トミーズ(Tommy's)」によると、英国では毎年、全妊娠数の約5分の1に当たる25万件が流産に終わるという。

 同団体の助産師ソフィー・キング(Sophie King)さんは、「流産について触れることは社会で本当にタブーとされているので、メーガン妃のような母親が自分たちの物語を共有することは、(流産は)不名誉だといった考えを打ち破る重要な一歩だ」と評価。「今の彼女の正直さ、率直さは、乳飲み子を失った全ての人に『ものすごく孤独に感じるかもしれないけれど、あなたは一人ではない』という力強いメッセージを発している」と述べた。(c)AFP