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フランス、なまりに基づく差別を禁止

【11月27日 AFP】フランスの国民議会(下院)は26日、話す時のなまりに基づく差別は「人種差別の一種」だとして、これを禁止する法案を賛成98、反対3で可決した。
 
 これにより、人種差別、性差別、障害者差別に加えて、なまりに基づく差別も犯罪となる。最高刑は、禁錮3年および罰金4万5000ユーロ(約560万円)。

 フランス領ポリネシア選出のメイナ・サジュ(Maina Sage)議員は、自身のように、フランス本土以外のなまりがある人々が経験する困難について意見を述べた。

 両親が北アフリカ出身のパトリシア・ミラレス(Patricia Miralles)議員は、若い頃にアルジェリアなまりをばかにされた経験を語った。

 一方、地中海の仏領コルシカ(Corsica)島出身のナショナリストも党員となっている野党「自由と領土(Libertés et Territoires)」のジャン・ルセー(Jean Lassalle)議員は、反対票を投じた。

 ルセー議員は強い南西部なまりで、「私は施しを求めていない。私が私だからといって保護を求めてもいない」と語った。

 フランスでは先月、極左政党「不屈のフランス(France Insoumise)」のジャンリュック・メランション(Jean-Luc Melenchon)代表が、議会で南部なまりのある記者に質問された際、「誰かフランス語で、もう少し分かるように質問してくれないか?」と発言。この場面を捉えた映像は、ソーシャルメディアで広く拡散された。(c)AFP