【4月7日 AFP】英オックスフォード大学(Oxford University)は6日、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、子どもを対象に国内で実施中だった臨床試験(治験)を一時停止したと発表した。同社製ワクチンについては、接種後の成人でのまれな血栓発症報告があり、各国の規制当局が関連究明を急いでいる。

 同大は声明で、臨床試験に「安全上の問題は起きていない」と強調。ただ血栓発症と関連しているとの懸念があることから、英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)からの追加データが得られるまでは試験を再開しないと説明した。

 アストラゼネカ製ワクチンをめぐっては、MHRAが先週末、国内で1800万回分の接種が行われた段階で、接種を受けた人のうち30人が血栓症を発症し、うち7人が死亡したと発表。

 また欧州医薬品庁(EMA)のワクチン戦略責任者マルコ・カバレリ(Marco Cavaleri)氏はイタリアのメディアに対し、同社製ワクチンと血栓との「明らか」な関連性があると発言。EMAが間もなくこれについて発表すると語った。

 これを受けEMAは6日、「結論には至っていない。現在調査中だ」と表明。欧州委員会のステラ・キリアキデス(Stella Kyriakides)委員(保健・食品安全担当)は、EMAが7日夜に決定を下す見込みだとし、EMAと「緊密に連絡を取っている」と述べた。(c)AFP